家族構成:お子さん2人(参加時:6歳、0歳)
仕事内容:製薬会社勤務(新規事業マーケティング・ブランドマネージャー)
参加年度:2025年
会社を飛び出し実力を試す。異なる背景の仲間との活動が復職後の視野の広がりに。
第2子の育休中にママボノに挑戦したMさん。これまでのマーケターとしての経験が社外でも通用するのか確かめたいという理由から参加されました。専業主婦や育休ママからなる多様なチームで大阪の音楽教室の支援に挑み、復職後に上司が驚くほどの成長を遂げたストーリーを伺いました。
「今度こそチャレンジしたい」と第2子の育休で念願の挑戦へ
実は1人目の育休時からママボノを知っており、やってみようかなと悩んでいました。当時の上司からは「育休中ぐらいゆっくり休んだら?」と気遣っていただき、一度は参加を見送りました。
第2子の育休に入ったとき、やはりママボノのことを調べている自分がいて、「今やらなければ絶対に後悔する」と参加を決意しました。育休前は、サプリメントのマーケターとして、社内外の方々を巻き込みプロジェクトを推進する仕事をしていました。その中で培った自分のアプローチが、全く異なる業界や製品でも本当に通用するのか、一人のビジネスパーソンとしての実力を確かめたいという思いもありました。
ボイトレリーダー候補獲得へ。多様なメンバーで強みを引き出し合う

<活動現場見学>
ママボノでの支援先は、大阪の音楽教室「くつろぎミュージック」さんでした。私たちのミッションは、シニア世代が音楽と健康を通じて地域でつながれる「声の健康教室」を各社で運営する「ボイトレリーダー」を獲得するため、マーケティングの基礎調査を行うことでした。
異なる経験やバックグラウンドを持つ、育休中のママと専業主婦で構成されたチームでした。ビジネスツールの使用に不安を感じているメンバーもいましたが、前職の介護施設での勤務経験を生かし、「高齢者はこう感じるのではないか」という深い洞察をたくさんくれました。自分の強みをお互いに理解し、補完し合える環境は素晴らしく、「スキルに不安を感じるときも、経験を棚卸しすれば必ず貢献できる強みがある」と学びました。
共通言語がない戸惑い。密な対話と助け合いで乗り越えた2ヶ月
プロジェクト開始時、メンバー間で「マーケティング調査」という言葉一つとっても描くイメージが違うという少しの戸惑いがありました。しかし、対話を重ねて定義をすり合わせ、早期に共通認識をつくることができました。当時は生後2ヶ月の赤ちゃんを抱っこしながらZoomに参加し、メンバーの子どもが体調を崩したときも、お互いフォローし合って活動を進めました。チーム内の活動はオンライン中心でしたが、ZoomやSlackで密に関わることで、直接会う機会が少ない中でも強い信頼関係を築くことができました。(とはいえ、プロジェクト終了後に直接メンバーのみんなと会えたのは嬉しかったです!)
社外でも通用する自信。復職後に上司が驚いた「視野の広がり」
ママボノでの最大の収穫は、自分のこれまでの経験やスキルが社外でも通用すると分かり自信が得られたことです。いつもの仕事の環境を一歩離れ、市場における自分の価値を客観的に認識できたことで、復職後に何か壁にぶつかっても、きっと乗り越えられるという大きな安心感につながりました。復職後、上司から「育休中に何を経験したの?」と驚かれるほど視野が広がりました。共通言語がない中で、「伝わらない」ことを前提に相手の考えを推し量る習慣がついたことや、物事を一度抽象化して捉え、考える習慣が身についたことが、その理由だと思います。
復職後、本格的にブランドマネージャーとしてブランド戦略に携わるチャンスをいただいたので、ママボノの経験を自信に変えて、仕事に取り組んでいます。活動が終わった今も、LINEやZoomで励まし合えるチームメンバーとのつながりは財産になっており、ちょうど先日も相談したばかりです。
これから参加を考えているママへ
自分に何ができるか分からないという方も、心配しすぎる必要はありません。事務局がメンバーの希望と経験をベースに絶妙に組み合わせてチームを作ってくれるので、それぞれの強みを生かしながら、安心して活動に取り組むことができ、笑顔でゴールを達成できました。もし迷っているなら、ぜひ一歩を踏み出してほしいです。
私のチームには2回目の参加者もいて、立ち位置が変わると学びも全く違うと話していました。私も1人目の育休中にやればよかったと思いました。限られた育休中に新しい扉を開くことは、復職後のキャリアだけでなく、人生そのものを大きく変える素晴らしい転機になるかもしれません。
※この記事は、2026年度に実施したママボノ説明会での経験者トークを元に作成しました。