ママボノ

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参加ママの声

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大原 ななえさん

大原 ななえさん

家族構成:夫、息子(7歳)娘(3歳)
仕事内容:前職・社内SE、再就職・IT講師
勤務体制:再就職・時短勤務
参加年度:2017年度

ママボノが4年のブランクの不安を解消し、仕事の楽しさを思い出させてくれた

専業主婦になって4年。下の子が幼稚園に入って気持ちと時間の余裕ができ、求職活動を始めました。その過程でママボノを知り、「何かのきっかけになるのでは」と、参加を決めました。

4年のブランクを経て復職を考え始め、ママボノに出会った

今、小学校2年生の息子と幼稚園児の娘がいます。

私は仕事が大好きで、第1子出産時の勤務先は時短勤務もできて働きやすい会社だったので、上の子を出産した後は当たり前のように仕事に復帰しました。ただ、子どもを預けられたのが2歳児クラスまでの小規模保育園で、3歳児以降も通える認可園への転園を希望していたのですが、なかなか叶いませんでした。そんな状況の中で子どもが入院したことがきっかけとなり、復職後3年ほどで退職しました。下の子が生まれたのは、その次の年です。

もともとは、「定年退職をしても嘱託で仕事を続けるのが夢」というほど仕事が好きだったので、退職は人生の岐路になる大きな決断でした。でも、その時はそれが最善策だと考えたのです。ただ、これからずっと仕事をしない人生は考えられず、いつかは必ず復職しようと思っていました。今年度から下の子が幼稚園に通い初めたので、子育てしながらできる働き方を模索し始めました。派遣会社に登録したり、子どもの小学校で英語講師のボランティアもしています。

ママボノのことは、再就職に関するセミナーがきっかけで知りました。ちょうど2017年度のメンバーを募集していたので、「これをきっかけに何かやってみようかな」と思ったのです。

ほとんど顔を合わせなくても、みんなで同じ方向を向いてスムーズに仕事が進んだ

ママボノでは、「東京釣り協会」というNPO団体のウェブサイトを作るプロジェクトを8人のチームで担当しました。ウェブサイトのメニューが7つあったので、ひとりが1メニューを担当し、リーダーが全体を見る、という形で分担。私はブログのしくみを作り、協会の方が書いたコラムを登録したり、協会の方のためのマニュアル制作をしたりしました。

ほぼ1ヶ月という短い期間の中で作り上げなければならなかったのですが、メンバーのほとんどがIT系やインターネットに関わる仕事をされている方たちだったので、スキルの面で課題は感じられませんでした。互いに顔を合わせたのはキックオフのときと、その後のミーティング、最後の成果報告会の3回だけです。それ以外はLINEを中心にオンラインでやり取りして進めましたが、最初からみんなが同じ方向を向いて、同じペースで進んでいたので、とてもスムーズでした。誰かが何か言ったら「じゃあ、それは私がやる」とか「こうしよう」と、物事がサクサク決まっていきました。

利用しているウェブサイトのしくみ上、複数人が同時にログインして作業することができませんでした。そのため、作業の始めと終わりに必ずLINEで「始めます」、「ログアウトします」と連絡をして、他の人はそれを見てタイミングを見計らって次の作業を始める、という感じでした。皆さんが上手く連携し、上手に時間をやりくりして進めていましたね。私以外のメンバーは育休中だったので、赤ちゃんが寝ている夜中に作業をする方が多く、私は子ども達が小学校と幼稚園に行っている昼間に進めることが多かったです。

ママボノの活動を楽しむことができ、自信を取り戻した

ママボノの活動は、すごく楽しかったです。そして、復職に向けての自信につながりました。

他のメンバーは育休中ということで、ついこの間まで現場で仕事をしていたわけですから、最初はみんなのスピードについていけるかという不安がありました。でも、実際にやってみるとその不安は解消されました。素直に楽しいと思えたので、「あれ? まだいけそうだな」と。

もしママボノへの参加を迷っている方がいたら、気楽に参加してみることをおすすめします。スキルアップや復職の準備をしようと気負いすぎず、会社以外の知り合いやネットワークが作れる、というくらいの気持ちでやってみるのがいいのかもしれません。

子どもが大きくなった時に充実した時間を持てるよう、社会と関わっていたい

私にとってママボノが楽しかった理由のひとつは、普段はできない会話ができたということがあります。今回のチームにIT業界の人が多かったので、話がポンポン通じるのがとても心地良かったのです。普段接しているママ友同士の会話とはまた違う世界を久しぶりに体感し、働くことにより積極的な気持ちになりました。

今は子どもが幼稚園に行っている間にできる働き方を、と考えているので、なかなか条件に合う仕事を見つけるのが難しいです。でも、こういう状況がずっと続くわけではなくて、子どもたちが中学生くらいになれば、自分の時間をたくさんもつことができるはずです。そのときに充実した時間を持てるよう、今から少しでもできることを見つけ、社会と関わっていきたいと思います。

(2018年1月取材)