参加ママの声
前田 文さん
家族構成:お子さん2人
(参加時3歳、1歳)
仕事内容:総合商社で化学品の営業
勤務体制:育休取得・復職
参加年度:2023年度(第二子)
物事の取捨選択がうまくなった。復職後にも活きているママボノの活動
ママボノに参加された前田さんに、ママボノに参加した理由や、ママボノの経験が前田さんにとってどのような意味があったのか、伺いました。
支援した団体について
子どもの言葉の発達支援、特に発音指導をオンラインで行なっている団体さんを支援しました。まだ新しい団体さんで、団体認知度を上げて困ったときに気軽に相談してもらえるような団体紹介パンフレットを作りたいという思いがありました。作成にあたっては、一保護者としての目線に加えて、子育て支援に関わる方(支援センターなど)へのヒアリングを経て、どうしたら届けたい方に伝わりやすいものになるかを検討しました。そして、A4 3つ折りのパンフレットを作りました。その後、現場でも好評だという話も聞いていて嬉しいと思っています。
「気負わず大丈夫」という経験者の声と、説明会に後押ししてもらって参加
第2子の育休を迎えるときに、第1子とは違う育休にしたいと考えていました。でも、自分一人だとその実現は難しいと思ったので、「誰かの力を借りたい」と考えていました。そこで思い出したのが、大学で尊敬していた先輩がSNSで「MIRAISがよかった」という投稿をしていたことです。ママボノは、そのMIRAISとの合同説明会に何となく参加し、その説明会で「事務局が良い意味でレールを敷いてくれているので、やることがある程度決まっている」「思いきって入ってみたら世界が変わる」「そんなに気負わずに大丈夫」と、経験者からのお話を聞き、後押ししてもらって参加しました。
寝不足で大変だったが、活動の比重をコントロールできていた
ママボノに参加していた頃は子どもがまだ生後2か月で、寝不足で大変でしたが、全てオンラインでの活動だったので、思ったよりも大変ではなかった気がしています。オンライン会議の直前まで昼寝をしていたりもしました。チームメンバー同士でお互いの予定を確認し、忙しい週は持ち帰り仕事を減らしてもらうなど配慮してもらえたのもありがたかったです。
活動を経て、物事の取捨選択がうまくなった
ママボノに参加してよかったことは、かけがえのない仲間との出会いや自身の強みへの気づきなどたくさんあるのですが、復職後に生きているなと特に感じるのは、物事の取捨選択がうまくなったことです。時間の制約がある中で目標に立ち返り、いい意味で完璧を目指さない(目指せない)ママボノでの活動を経て、切り捨てるものは切り捨てられるようになりました。例えば今までの自分だったら、部署に落ちてきたメールは全部確認して、周囲で起こっている出来事を可能な限り把握しようとして、頼まれてもいないのに自分で勝手に仕事を増やしていた部分がありました。活動を経ての復職後は、効率を重視し、切り捨てるものを切り捨てるのが上手になったと感じており、自分にとっての学びは大きかったと思います。
「見送るほうがもったいない」ママボノの活動
説明会を聞いて「エイヤッ」と申し込んだ私ですが、サポート体制がしっかりしていたので助かりました。困ったときには、事務局やチームメンバーなど、助けてくれる人がいたので安心して参加できました。参加を悩まれている方には、「見送るほうがもったいないですよ」と伝えたいです。「やらなかった後悔はやる後悔より大きい」といわれますが、その通りだと思っています。やりたいと思った気持ちに従って、思い切って参加してほしいなと思います。正直、短い育休期間中に頑張りすぎたかなと思うこともありますが、「あれだけ頑張ったのだから」と、復職後の根拠のない自信につながっている部分もあるので、多少無理をしてでも頑張っていいのかなと思います。
※この記事は、2024年に開催したイベントでお話いただいた内容を元に作成しました。