ママボノ

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参加ママの声

参加ママの声

ママボノに参加したママたちは、ママボノでどのような経験をしたのでしょうか。すでに復職をしたママたちは、どのように復職を迎え、どのような生活を送っているのでしょうか? ママボノを経験した先輩ママたちに、参加体験談や、復職後「働く」と「子育て」をどうやりくりしママボノでの経験がそこにどう活きているのか、聞いてみました。

鈴木晴美さん

鈴木晴美さん

家族構成:1回目参加時 お子さん1人(0歳)/2回目参加時 2人(5歳、0歳)
仕事内容:行政機関の健康管理室に勤務
勤務体制:育休取得・復職、育児短勤務
参加年度:1回目2016年度/2回目2021年度

もう1度、素敵なメンバーとの出会いを期待して。ママボノ2回目の参加

2回ママボノに参加された鈴木さんに、複数回参加することのメリットや両立のポイントをお伺いしました。

1回目は職場復帰の不安、2回目は出会いへの期待から参加

2016年度チームメンバー(オリエンテーション)

1回目は職場復帰への不安から参加をしました。職場や仕事から離れて子ども中心の生活をしていたので、社会人としての時間の使い方やものの考え方、作業効率など、復帰してもすぐに取り戻せるのかという点で、すごく不安がありました。そのような中で、たまたま子どものイベントに参加した時にママボノのチラシを見て、ボランティアをしながら復職に向けたリハビリをしたいと思い、申し込みました。参加をしてみて、チームのメンバーは、子育てをしながらボランティアをしている同志のように感じられて、プロジェクトが終了してもメンバーとの繋がりが続いています。また、支援先の方々などそれまでの生活や行動範囲では出会えなかった方々と出会えるのも非常に価値のあることだと感じることができました。その経験があったので、ぜひ2回目も参加しようと思いました。1回目の経験を通じて、プロジェクトに参加する中で自分と同じような価値観や志を持った方と出会えることが自分にとって良い経験になることは間違いないなと思っていたので、2回目の参加は、期待と言いますか、信頼していました。正直不安はなかったです。

1回目の参加時は対面だったので小さい子どもがいる中でミーティングの時間に間に合うだろうか、とドキドキしていたのですが、2回目はコロナ禍で基本的にオンライン中心だったので、むしろハードルが下がり、気軽に参加できました。バックグラウンドなどもわからない初対面のメンバーとオンラインだけでどこまで話せるようになるのかということや、オンラインは対面よりも表情が見えにくく、意思疎通がスムーズにはかれるだろうかという不安は多少ありましたが、リーダーの方がミーティングの最初にアイスブレイクの時間を設けてくださり、たわいもない話から入ることができたので雰囲気がよかったと思います。オンラインでの参加は、例えば子どもの習い事の送り迎えをしている時でも外から参加できたり、耳は参加しながらも体は違うことができたりと、対面での参加より工夫がしやすかったです。

1回目の経験を活かして、チームに貢献

2016年度の支援先の方との顔合わせ(キックオフミーティング)

私以外のチームメンバーは、皆さん初めての参加だったのですが、”どれほどのレベルの成果物を求められているのだろうか”といったような疑問や不安は、1回目でも2回目でも共通していたように感じました。そのときに、1回目の時の体験談を提供できたことはよかったなと思っています。

1回目と2回目で、もちろん共通する部分もありますが、やはりプロジェクトやメンバーが異なると別物なので、新鮮さがあります。例えば、1回目はメンバーは皆熱いものを持っていて部活のような雰囲気がありましたし、2回目はバランス重視で無理はしないということを合言葉に個々のペースを大事にしていました。雰囲気は異なっていたのですがそれぞれの着地点やメンバーの団結力、深い関係性などは変わらないので、同志が増えていくことも複数回参加するメリットだと思います。

夫との協力体制は、ママボノの副産物

2回目は2人の子どもを育てながらの参加でしたので、日中は上の子は保育園、下の子は私と一緒でしたが、夜は夫に子どもを見ていてもらうなど、協力をしてもらいました。1回目の時は、夫は「ボランティアなんでしょ?子どものことを優先した方がいいんじゃない?」という雰囲気でしたので、理解を得るのは少し難しかったのですが、ママボノへ参加することで私がモチベーションや自信などを得ていく様子を1回目に見ていたので、2回目は、そういったプラスの面が家庭にも還元されるのであればいいんじゃないかと思ってくれるようになりました。2度の参加を通して、ママボノ参加についても、家事と仕事の両立についても、徐々に夫との協力体制ができていきました。

ママであることを活かした、社会貢献

2021年度プロジェクト完了!(成果提案ミーティングで支援先の皆さんと)

地域のママ友とは違う、育児のことはもちろん、自分のキャリアのことも相談しあえる仲間づくりができるのが魅力だと私は思っています。また、子連れで短期間でボランティア活動をできるフィールドという点でもお勧めしたいです。ママボノは”ママ”であることがむしろ活かせるという面もあるので、社会貢献したい方にはぜひ参加してもらいたいと思います。今、コロナ禍でママ友が作りにくかったり、コミュニケーションの機会が減った状況が続いています。また、言葉を喋れない赤ちゃんと過ごしていることが多くて大人と話す言葉がすぐに出てこないなど、話す機能も休みモードに変わっています。そのような状態で復帰できるのだろうかと不安に感じているママにも、仲間と繋がり、復職に向けて準備ができるママボノをぜひお勧めしたいと思います。

(2022年3月取材)

松谷彩加さん

松谷彩加さん

家族構成:お子さん3人(参加時5歳、3歳、1歳)
仕事内容:前職・生命保険関係/現職・公立の中学校の教員(現在:育休6年目)
参加年度:2021年度

地方からのオンラインでの参加で、身近にはいないロールモデルと出会い

首都圏・関西圏以外の地域からオンラインで参加した松谷さんに、地方からの参加を検討中の方に向けてメッセージを伺いました

素敵なメンバーとの出会いと刺激に期待

団体への成果提案時の集合写真

ママボノを知ったきっかけは、大学の先輩です。2020年度にママボノに参加し、「興味がある人がいたら2021年度に参加しませんか」というFacebookでの投稿を見て、そこで初めて知りました。また、一番上の子が生まれてからずっと育休をとっていて、復職を予定しているのですが社会との接点があまりないので、さまざまなキャリアを積まれた方や、色々な地域の方と出会いたい、出会って刺激を受けたいと思いました。

一方で、自分にはまだスキルが足りていないのではないかという不安や、育児との両立に対する不安がありました。オンラインで参加することの不安ももちろんありましたが、オンラインミーティングには比較的に慣れていましたし、オンラインでできる範囲でやってみようと思いました。

頑張るメンバーの様子に、自分も触発

結果的に、参加をしてよかったことは、素敵なメンバーに出会えたことです。個々のメンバーの得意分野を生かして様々な提案をしてくれたのですが、その一つ一つがとても新鮮で良い刺激になりました。メンバーと関わる中で私が今までの職業で知らなかった分野について知れたことも良い経験となりました。

今まで、身近には「働きながら子育てもしているロールモデルのような女性」がいなかったのですが、様々な仕事をしていたり、転職経験のあるメンバーと出会ったことで触発されて、自分ももうちょっと頑張ってみようかなと思いました。また、メンバーと話す中で、自分の中では無かった道を知ることができてよかったです。

ママボノのオンライン参加で、他地域のママにもチャンスが広がりました

オリエンテーションにてメンバーと初顔合わせ

私の場合は、オンラインの形態がなければ参加できなかったと思いますし、地方の場合は東京などに比べて選択肢は少ないため、非常にありがたかったです。

プロジェクト中、やはり打ち合わせ中の娘への対応が大変でした。そのため、資料の作成などは夜や子どもが昼寝をしている間に行うことが多く、日中やむを得ないときには、ずっとDVDを見ていてもらうこともありました。一番ママボノが忙しかった時期は1週間のうち平日の3、4日ミーティングやその準備などを行っていたのですが、活動は短期なのでこの期間だけは踏ん張って頑張ろうと思って活動していました。ですが、プロジェクトを通して、メンバー同士助け合いながら作業できたので、大きな負担を感じることなく活動に参加できました。

ぜひ、オンラインのみでの参加形態が続いてほしいと思います。特にお子さんがいる場合は、週に一回でも対面で集まるのは大変なことだと思います。ですが、オンラインミーティングの場合は家で参加できるので、「ママ」との組み合わせとしてありがたいものだと思います。

地方にいてもプロボノに参加できるなんてラッキーです!さらに、いい経験にもなるのでぜひ参加してみてください!

(2022年3月取材)

栗橋 由佳さん

栗橋 由佳さん

家族構成:お子さん1人(参加時3歳)
仕事内容:人材業界、アウトソーシングサービスでの営業、採用人事/2020年1月からイギリスのエジンバラ在住
参加年度:2021年度

海外駐在帯同中のモヤモヤの解消と仕事の感覚を戻すために

イギリスからママボノに参加された栗橋さんに、海外からの参加ならではの工夫や、海外在住の方にお勧めするポイントを伺いました

海外駐在帯同中の、この時間を活かしたい

イギリスに来て一年半程経った時に、駐在妻の方に向けたママボノのイベント案内を見て、ママボノを知りました。コロナの状況もあって、思うように自分が駐在期間中にやろうと思っていたことができてないという気持ちがあり、何かしたいけど何をしたらいいのだろうという焦る気持ちだけが漠然とありました。そのモヤモヤが解消できるのではないかという期待があり、ママボノに参加しました。

支援先団体とのキックオフミーティング

私は今まで1つの会社にしか勤めたことがなく、他の組織やNPOのことを知らなかったので、ママボノに参加することで、他の参加者の方のさまざまなバックグラウンドや非営利活動を知るきっかけにもなると思いました。休職して1年半程経ち、働くことを忘れかけてきているような時期だったので、ママボノに参加することで感覚が戻るのではないかという期待もしていました。また、新たな出会いにもとても期待していました。 

自分のスキルを見直す機会に

実際に参加をしていて、いろいろなバックグラウンドの人が集まって、一つの目標に向かって協力しながらプロジェクトを進めていく雰囲気を味わえたことが良かったです。
また、お仕事に近いことをするなかで、自分の特性が客観的に分かったことも良かったと感じています。会社で働いていると、自分のスキルや経験をゆっくり振り返るタイミングがあまりなかったのですが、ママボノでは、プロジェクトを進めるだけでなくメンバーとのコミュニケーションを取ることも大切にし、落ち着いた状態で活動に取り組めたので、周りの人との関わりを通して自分が浮き彫りになった感覚がありました。一人で何かをしていたらきっと気付くことができなかったことだと思うので、非常に良かったです。
オンラインで仕事をする経験ができたことも良い点でした。在宅勤務でコミュニケーションを取ったり、オンラインでミーティングをしたりという、それまで機会のなかった経験をすることができました。オンラインツールは、実際に使っているうちに慣れていったので、特に不安はありませんでした。具体的にはslackというツールを使ったのですが、スムーズに使いこなすことができましたし、何か困ったことがあればネット上で調べるようにしていました。また困った時に一人で抱え込まず、誰かに相談することを心がけていました。

日本との時差も子育ても、調整しながら、無事プロジェクト完了

参加にあたって不安だったことは、時差があったことです。日本とイギリスでは夏に8時間の時差があるのですが、冬は時差が9時間になってしまうので、上手く調整できるかどうかが少し不安でした。 時差に関しては、メンバーが主に日中の作業を希望していたので、日本が14時、イギリスが朝6時などの時間にミーティングを設定していました。朝早いのは大変だったのですが、逆に朝だと子どもが寝ていてくれるので、その間にミーティングを終わらせて、日中の子どもが保育園に行っている時間を作業に当てることができました。時差は常にイギリスが日本を追いかける形になるため、作業はできるだけ前倒しで進めていました。時差の関係では、もっと日本に近い場所に住んでいる方は、より調整しやすいかなと思います。

子育てとの両立については、基本的には子どもが保育園に行っている時間に作業ができていたので、困ることはありませんでした。しかし、子どもが体調不良などで家に居ると、作業が遅れてしまったりする可能性があったので、間に合わなそうなものは早めにチームのメンバーにお願いしたりしていました。そのほか、子どもが寝た後など、自分の一日の時間の中でうまく隙間を見つけてやりくりしていましたので、家族に子供の面倒を見てもらわないといけないほどにはならなかったと思っています。プロジェクトの最後に行う成果提案の前の何日かは、それまでより活動時間が長くなった日が数日ありましたが、両立ができないほど忙しい状態にはなりませんでした。

海外にいても、新しい挑戦はできる

支援先団体との中間提案ミーティング

「なんでもやってみよう」と思う好奇心はもともとあると思っていますが、海外で生活していると、日本では当たり前と思っていたことが当たり前ではなかったり、最初は自分一人でできることがあまりに少なくて、ギャップに落ち込むことが結構ありました。ですが、ママボノに参加して、今までと違う生活をしていると割り切って、その上で興味を持てることは何でもやってみようと思えるようになりました。
仕事からあまりにも離れてしまっていたので、ミーティングでのファシリテーターの役割にあまり自信がありませんでした。ですが、ママボノはボランティア活動なので、「自分がやりたいことを試せる場所だと思ってやってみよう」と思えました。プロジェクト全体に活かせたかはわかりませんが、諦めずにやってみる、ということは海外生活でより磨かれた強みかもしれません。

海外駐在に帯同している方は、仕事を辞めてきている人も多いのではないかなと思います。日本に帰った時に、また働きたいと思っている方であれば、復職の練習になると思います。仕事に近いことをしていると感じましたし、実践に近い形で経験ができることは意義のあることだと思いました。また、ママボノに参加している人は自分のキャリアについてよく考えている人が多いという印象があり、私はその意識の高さに刺激をもらうこともできました。

そして、ママボノを終えてから、他の団体でインターンを始めました。ママボノでオンラインで仕事を進めた経験が、役に立っていると思います。インターンのメンバーは、皆さん私と同じように駐在帯同をしていて、世界各国に散らばっています。時差もあって活動はすべてオンラインなので、ママボノの時よりも時間の調整は難しいと感じました。ですが、私はママボノでオンラインミーティングをやっていたので、早い段階でコツをつかめたと思います。また、ママボノは、帯同中に何をしておけば良いかを考える一つのきっかけになったと思っています。参加前は何をしたらいいかよくわからない状態でしたが、ママボノに参加し、チームで目標に対して成果を出していくことを面白いなと感じることができました。その感覚を忘れたくないと思っていたところに現在のインターンの募集を見つけて応募したので、ママボノへの参加が次に繋がったと思います。

パートナーの海外駐在に帯同している方にも、ママボノはオススメです!

成果提案終了後、チームメンバーと支援先団体との記念撮影

海外駐在に帯同している方へのお勧めポイントはいくつもあります。
1つ目として、何かしたいけど気持ちばかり焦っていて何をしたらいいか分からない人には、すごく良いと思います。一人で考えてなかなか答えが出なくても、メンバーとの関わりを通して気づけることがたくさんあります。そういう機会を得られるのは、とてもいいと思います。帯同しているとビザの関係やパートナーの会社の決まりで帯同者が働いてはいけないケースもあるようですが、ママボノはそこを一切気にしなくてもよいところもお勧めです。
2つ目として、期間限定であることも良いポイントだと思っています。時差の調整が大変だと思う事もありましたが、それでもこの期間だけなら頑張れると思えました。
3つ目として、帰国後のことも見据えて、キャリアについて話せる友達ができるという点もポイントだと思っています。チームのメンバーとは、ミーティング以外にもオンラインでお茶会を開いたりしていました。それぞれが子育てに関することだけでなく、自分自身の今後のこともすごく考えていて、その考えを聞けたのが良かったです。ママボノ終了後も、連絡を取り合っています。

(2022年3月取材)

鈴木愛さん

鈴木愛さん

家族構成:夫・娘(3歳)
仕事内容:前職・看護師、現職・ NPO法人の講座開催サポート
勤務体制:有償ボランティア
参加年度:2018年度

看護師以外の仕事は無理だと思っていた私が見つけた新しい自分

もともとは青森県八戸市で看護師として働いていましたが、結婚を機に青森市へ引っ越し、仕事を辞めました。娘を出産した後は育児に専念する毎日。その中で、市内で子育て支援を行っているNPO法人「ココネットあおもり」の講座やイベントに参加するようになりました。

2018年夏、いつものようにイベントの情報をチェックしていたら、「ココネットあおもり」が「ママボノ」に取り組むことを知りました。それまで「ママボノ」という言葉は聞いたこともなかったので、副代表理事の久保田正美さんに「これは何?」と尋ねたことを覚えています。そのとき久保田さんからママボノについて概要を教えてもらい、「すぐに復職を考えていなくても、ママボノで何かできることはあるはず」と薦められました。

最初は半信半疑、軽い気持ちで参加

このことがきっかけで参加を決めましたが、特別な期待や意気込みがあったわけではありません。どちらかというと子連れで参加でき、託児もあるならやってみよう、という軽い気持ちだったと思います。

また、ママボノでは非営利団体の活動をお手伝いする、とは聞いていたのですが、看護師以外の仕事をしたことがない私でもできるのかどうかは半信半疑でした。それでも久保田さんから、こんな私でも大丈夫だと言ってもらえたので、とりあえずやってみようと思えました。

青森でのママボノは初めての開催ということでしたが、久保田さんと、私を含めた4人のママの、計5人でチームを組みました。支援先は青森県鶴田町を「世界のはげの聖地」にしようと、さまざまなイベントを行っている「ツル多はげます会」。同会は毎年、頭に吸盤を付けて綱引きを行う「吸盤綱引き全国大会」を行っています。全国から参加者を募っていますが、これまでの開催では町内の参加者が大半を占めていました。そのため全国に大会をPRし、広く参加者を募集するためのHPを作ってほしい、というのが依頼内容でした。

新しい発見や交流が良い経験に

私はパソコンに詳しくありませんが、チームメンバーに得意そうな人がいたので、HP制作の部分はお任せをしました。私はHPの修正を手伝ったり、成果提案ミーティングの準備をしたり、裏方的な仕事を中心にやらせてもらいました。

実は同じ県内に住んでいても、鶴田町や「ツル多はげます会」のことは何となくしか知りませんでした。それが今回、実際に鶴田町へ行って、「ツル多はげます会」の皆さんとお会いし、話をする中でたくさんの新しい発見がありました。鶴田町へは車に乗り合わせて、子どもも一緒に行っていたのですが、まるでちょっとした“遠足”のようでした。地域の方たちと交流する機会が持てたことはとても楽しかったですし、年齢が違うさまざまな人と話ができて勉強にもなりました。子どもたちもたくさんの人と触れ合うことができ、子育ての面でも良い経験ができたと思います。

やれることを、やれるときにやる

ミーティングをして「ツル多はげます会」の人たちが、鶴田町の観光PRにも力を入れたいと願っていることが分かりました。それで私たちが製作するHPでも、鶴田町へのアクセス方法について詳しくまとめ、イラスト入りの見どころマップを作りました。HPは全体的に明るいイメージで、写真やイラストを多用し、分かりやすくまとめられたと思います。「ツル多はげます会」の方たちにもとても喜んでもらえて、うれしかったです。

メンバーとは、「LINE」のグループを作って連絡を取り合っていました。全員が育児中で忙しいことが分かっているので、手の空いた時間に連絡や作業をするのが当たり前でした。一方で、プロジェクトの期間が決まっていたため、「やれるときにやる」という気持ちでやったのが良かったと思います。

ママボノの経験が新しい仕事につながった

今は「ココネットあおもり」で有償ボランティアとして、開催する講座の準備や開催をお手伝いさせてもらっています。ママボノを経験するまでは看護師以外の仕事を自分ができるとは思えませんでした。いま思えば、看護師をしていたときにも研修の準備など、似ている経験はしていました。ただ、看護師以外の仕事は難しいと自分で思い込んでいて、ほかの仕事に生かせる経験やスキルも身に付けられていたことに気づけていなかったのかもしれません。新しい自分をママボノで教えてもらったような気持ちです。

結婚や出産、育児でいったん仕事をやめると復職するのは勇気がいるし、社会に戻るための練習もあった方が良いと思います。ママボノではこれまで経験したことがない仕事のジャンルでプロジェクトに関わることも多いと思いますが、経験して悪いことはないと思うので、ぜひ挑戦してみてほしいです。

またママボノのメンバーは一つのプロジェクトを一緒に成し遂げていく仲間なので、ただのママ友だけではない絆が生まれます。旦那さんの転勤で青森に引っ越してきたような人もたくさんいると思いますが、青森で友達を作りたい、という人にとってもオススメです。堅苦しく考えないで、“外へ出るきっかけ”みたいな気持ちで参加しても良いのではないでしょうか。

(2019年2月取材)

 

後藤陽子さん

後藤陽子さん

家族構成:夫、娘(1歳)
仕事内容:オーガニック商品販売
勤務体制:在宅勤務(アルバイト)
参加年度:2018年度

ブランクの不安が解消―自分らしい仕事と子育ての両立に自信

私は以前企業で広報・営業の仕事をしていたのですが、結婚し、長女を出産してすぐ、夫の転職のため、関西から東京へ引っ越すことになり、当時の勤務先を退職しました。大学も、新卒で就職した会社も東京だったのですが、育児をしながらの東京生活は想像がつかず、不安がありました。でも、近くの地域センターで職員さんによくしていただき、子育てを一緒に頑張る“戦友”のようなママ友もできました。やはり日々、頑張っている仲間が身近にいるだけで、とても心強かったです。

一方で、子育てを優先にしながらも、仕事をしたいという気持ちは変わらずあって、自分のスキルも磨きたいと思っていました。そこで、海外メーカーとのやりとりやカスタマーサポートのアルバイトを在宅で始め、子育てとの両立を模索。子どもが成長したら、また外で働くということも考え、仕事をしながらの子育てってどういう感じなのかをネットサーフィンでリサーチしていました。

そのときたまたま、ママボノに参加した人の体験談を目にし、興味を持ちました。HPを見ていると、ちょうど仕事のブランクがある女性向けにママボノを紹介するイベントが開かれる、とのこと。そのイベントに参加したことで、ブランクがあっても再就職できた人たちの体験談などから勇気をもらい、私もまずはママボノにチャレンジしてみることにしました。

念願の国際貢献につながるプロジェクト

私が参加したチームの支援先は、アジア・太平洋の途上国で国際協力などを行っている「Earth Company(アース・カンパニー)」。アース・カンパニーは2016年から2018年まで、アジアの貧困地域で産科医療・周産期ケアを提供し、多くの母子の生命を守っているインドネシアの助産師、ロビン・リムさんを支援してきました。「現在のマザーテレサ」とも呼ばれるリムさんを、今後も継続的に支援しようと、アース・カンパニーでは日本の助産師を対象にリムさんを訪ねるスタディツアーを新しく計画。そのニーズ調査を行うことが、ママボノでの支援内容でした。

私はもともと国際的な活動に興味があり、これまで関わってきた仕事はすべて海外に関係のあるもの。ボランティアをするときも、途上国の貧困問題解決などに関わりたいと思っていたので、アース・カンパニーのプロジェクトは心からやりたいと思える、魅力的な内容でした。

自分の強みや好きなことに気づけた

チームのメンバーは8人。全員がアース・カンパニーでの活動に熱意をもって集まっていました。

プロジェクトではまず、スタディツアーのニーズを探るため、手分けをして助産師さんにインタビューやアンケートの収集を実施。その後、助産師さんたちの声をまとめて結果を分析し、こういうスタディツアーなら魅力的だという企画を提案させていただきました。

ヒアリング調査はみんなで分担して行っていましたが、それ以外の仕事でもそれぞれが得意分野やスキルを生かし、協力しあえていたと思います。例えば私は英語資料の翻訳や、最後の成果発表会でプレゼンテーションを行うときには、これまでの広報での仕事経験を生かして中心的に関わることができました。

一方、チームをまとめるのが上手な人、ヒアリング結果の集計や分析で力を発揮する人など、メンバーにはそれぞれ、さまざまな強みがありました。そういった人たちと比べて自分のスキルはどうか、強みは何か、ということも自然と見えてきました。

またプロジェクトの進行中は、与えられてやる作業より、自分でやりたいことに手を挙げて担当する作業が多くあります。私は昔、私はあるスタディツアーに参加したことがあったので、その経験も踏まえて、こういう内容にしたら参加者が喜ぶのでは?ということをいろいろ、提案させてもらいました。このような経験を通じて、自分はアイデアや企画を出すことが好き、ということに改めて気づくことができたのも自分自身を見つめ直す、良いきっかけとなりました。

リモートで働く経験を体感

チームメンバーとは何度か集まって打ち合わせもしましたが、ランチミーティングをするときは、それぞれの知見を生かして選んだお店へ行くのが楽しかったです。あとはオンラインビデオ会議システムを使い、リモートでもなるべく全員が顔を合わせて話をするようにしていました。

私は日中、子どもがお昼寝をしているときは在宅の仕事を優先したかったので、ママボノの活動は主に夜にやっていました。逆に夜は作業できない、という人もいましたが、LINEグループで連絡を取り合い、Googleドキュメントでファイルを共有。空いた時間にできる人が作業する体制を整えていたので、プロジェクトはスムーズに進行しました。

このような経験から、さまざまなツールやアプリを使えば、リモートでの打ち合わせや情報の共有も難しくない、ということがよく分かりました。これは今後、子育てと両立しながら働いていくうえで、とても役に立っていくと思います。

たくさんの学びと刺激

印象深かったのは、アース・カンパニーの活動やスタッフの方々の考えに触れ、こういう社会貢献や働き方もある、と感銘を受けたことです。プロジェクトが終わった今でも、アース・カンパニーの方々はスタディツアーの進ちょく状況や、参加を希望する方々からの反応などをメールで教えてくれています。その気持ちがとても温かいと思うし、子育て中でも世界が広がっている実感を持てているのは本当にありがたいです。

メンバーの中には復職を控えた育休中のママだけでなく、転職を何度か経験している人たちもいて、仕事やキャリアについていろいろな情報をシェアしてくれました。私は子どもが幼稚園に入るころにはもう一度企業等に就職したいと思っているので、そのときにどう活動をすれば良いかや、キャリアに対する考え方などは参考になりました。あとは家事の工夫やオススメの時短家電なども教えてもらって、子育てと仕事を両立させる暮らしのイメージがわいたのも良かったです。

ブランクがあっても大丈夫

まだしばらくは、在宅での仕事を続けながら子育てを楽しむつもりですが、今の仕事も自分の特技や強みを生かし、もっとクリエイティブなものにしていきたいと思っています。

ちまたにあふれる情報を見聞きしていると、キャリアを途切れさせないよう、産後もなるべく早く復職するよう促されるシーンがよくあるように思います。でも私は、子どもが小さいときは家で一緒にいたいですし、子育てという経験も新しいスキルにして次のステップへつなげていきたい。ただ、そのような自分の考えで本当に良いのかどうか、不安になることもありました。ママボノに参加した理由としては、そんな時に後押ししてくれる何かが欲しかったのだと今では思います。

私はママボノに参加したおかげで、自分の強みに改めて気づくとともに、たくさんの人と交流し、視野を広げることができました。今は、仕事のブランクの理由が子育てであっても、再就職するにあたっては、これまで自分は何をしてきたのか、その経験が問われる時代になってきていると思います。その意味でもママボノでの経験を踏まえたことで、改めてこれからも自分らしい道を進んでいくことに自信が持てた気がします。妊娠出産を機に、一旦仕事のスタイルを変えたり、ブランクが空いている人にもママボノはきっと有意義な活動となるはずです。もし少しでも興味があるなら、ぜひ参加してみてください。

播摩史子さん

播摩史子さん

家族構成:夫、息子(0歳)
仕事内容:秘書
勤務体制:育休取得・復職
参加年度:2018年度

ママボノ経験は育休中の特権。最高の仲間との出会いに刺激をもらう

私は仕事が好きなんですが、「“ふだんとは違う環境に身を置いてみる”ということは長い会社人生では案外プラスになるかも」とも感じていました。そこで産休前に「会社で働いている時にはできない時間の使い方をしてみたい。育休の時間を活かして何かできないかな?」と社内のイントラで調べていたところ、育休取得者向けの情報としてママボノが紹介されていたんです。NPOには全然詳しくなかったんですが「これだ!」と思い、申し込みました。夫は「せっかく休める機会なのに、がんばるね…」と驚いていました。

経験はなかったけれど、マーケティング基礎調査のプロジェクトリーダーに

マーケティングに興味があり、高齢者向けの教室や居場所として立ち上げたばかりのNPO「ここから100」さんのマーケティング基礎調査プロジェクトにかかわることを第一希望として伝えました。その際、「チームリーダーに関心がありますか?」という設問があったので「どなたもいなければやってもいいかな」というくらいの気持ちで回答したところ、後日「ここから100」さんのプロジェクトの6人チームのリーダーを打診されました。

でも、私はマーケティング業務の経験がなかったこともあって、やはり不安になり、「私でもできますかね?」と事務局に相談したんです。すると、事務局スタッフの方は「ママボノのチームリーダーという役割は、上司・部下の関係でマネジメントするようなものではなく、NPOとのやりとりをする際の取りまとめ、窓口担当みたいな感じですよ」とアドバイスしてくれたので、それならできるかもしれない、と思ってトライすることにしました。

最高のメンバーと、気持ちよく仕事ができた「ドリームチーム」

参加して何が良かったかといえば、私にとってはママボノのメンバー達との出会いが一番の収穫でした!すべてのメンバーが、同じ課題に向かってそれぞれが主体的に考え、強い想いを持って率先して動く。例えばタスクを洗い出して、じゃあ誰がやる?というシーンでは「私これやるよ」「じゃあ私はこっち!」と、うかうかしていると、あっという間にタスクがなくなりそうなほど積極的で、「なんてサクサクと進んで気持ちがいいんだ!」と感激しました。仕事も育児もあきらめたくない、と思う人たちばかりのなかで働くのは、とても刺激的で居心地が良かったです。

もちろん、子どもの体調不良などで急遽ミーティングに参加できない…というシーンもありましたが、各役割に主担当と副担当を決めていたのでそこは自然に「お互いさま」と気持ちよくカバーし合うことができました。

私は第一子の育休で参加しましたが、他のメンバーには二人目、三人目のママもいて、育児・家事・仕事の両立の心構えもいっぱい教えてもらえましたね。地域のママ友と比べると、ママボノのメンバーは育休があけるタイミングがほぼ同じ(子どもが0歳~1歳)なので、状況も立場も似ていて話しやすかったんです。

プロジェクトが終わった後も、打ち上げ、近況報告などと、なんだかんだでこの4ヶ月の間に3~4回はこのチームで集まってお話しています。(笑)マーケティング調査で支援先の地域のことを調べていた時に見つけた、子連れにやさしいカフェは、お気に入りの場所になりました。素晴らしい仲間も、この場所も、ママボノをしなければ出会えていなかったと考えると、「やってよかった!」しかありません。ママボノってホント、「育休中の特権」だと思います。(笑)

復帰後のシミュレーションを、本番前にすることができた

もうひとつよかったのは、復帰後のシミュレーションが具体的にできたということです。

例えば、ママボノをするまでは、私は割とのんびりとした時間の使い方をしていたのですが、「いつまでに○○をしなければならない」という明確な締め切りがあることで、「例えば20時までに子どもを寝かしつけるためには、この家事をこの時間までに終えて…」と段取りが必要になってきます。そのおかげで生活リズムを含めた時間の使い方が、けっこう変わりました。

また、キックオフなど全体ミーティングの時はサービスグラントさんが手配してくださった保育士さんに子どもを預けられるということもあり、他のママボノのメンバーはみんな子連れで参加していました。私はあえて毎回義理の母に家に来てもらって、子どもを見てもらっていました。義母が「息子と会いたい」と言ってくれたことに甘えたということもありますが、私は「預けることに慣れる」、義母は「預かることに慣れる」ことができたというメリットもあります。このあたりは、育休からいきなり仕事に復帰するのではなく、本番前に予行練習ができてよかった、と思います。メンバーの先輩ママ先輩ママボノメンバーには「夫へ家事をお願いするときは、タスクを可視化してリストにしたほうが伝わりやすい」などの工夫を教えてもらったり。そういうアドバイスも参考になりました(笑)

できる範囲で大丈夫。迷っているならやってみてほしい

もし、「家事・育児以外のこともやりたいな」と思っている人がいるなら、ママボノは本当にオススメです。「ママボノをやる人なんて、相当バイタリティある人でしょ?私はそこまで頑張れない」と思う人もいるかもしれませんが、ものすごいバイタリティが必要なわけではないんです。もちろん、そんな人もいますが、そうでない人もたくさんいます。それぞれができることを自分のペースでやるだけでいいんです。事務局の方も「無理してないかな?大丈夫?」とケアしてくれますし、「やらない」よりは、「できる範囲でやってみる」という気持ちでもいいので勇気を出して参加してみるといいと思います。

(2019年2月取材)

大原 ななえさん

大原 ななえさん

家族構成:夫、息子(7歳)娘(3歳)
仕事内容:前職・社内SE、再就職・IT講師
勤務体制:再就職・時短勤務
参加年度:2017年度

ママボノが4年のブランクの不安を解消し、仕事の楽しさを思い出させてくれた

専業主婦になって4年。下の子が幼稚園に入って気持ちと時間の余裕ができ、求職活動を始めました。その過程でママボノを知り、「何かのきっかけになるのでは」と、参加を決めました。

4年のブランクを経て復職を考え始め、ママボノに出会った

今、小学校2年生の息子と幼稚園児の娘がいます。

私は仕事が大好きで、第1子出産時の勤務先は時短勤務もできて働きやすい会社だったので、上の子を出産した後は当たり前のように仕事に復帰しました。ただ、子どもを預けられたのが2歳児クラスまでの小規模保育園で、3歳児以降も通える認可園への転園を希望していたのですが、なかなか叶いませんでした。そんな状況の中で子どもが入院したことがきっかけとなり、復職後3年ほどで退職しました。下の子が生まれたのは、その次の年です。

もともとは、「定年退職をしても嘱託で仕事を続けるのが夢」というほど仕事が好きだったので、退職は人生の岐路になる大きな決断でした。でも、その時はそれが最善策だと考えたのです。ただ、これからずっと仕事をしない人生は考えられず、いつかは必ず復職しようと思っていました。今年度から下の子が幼稚園に通い初めたので、子育てしながらできる働き方を模索し始めました。派遣会社に登録したり、子どもの小学校で英語講師のボランティアもしています。

ママボノのことは、再就職に関するセミナーがきっかけで知りました。ちょうど2017年度のメンバーを募集していたので、「これをきっかけに何かやってみようかな」と思ったのです。

ほとんど顔を合わせなくても、みんなで同じ方向を向いてスムーズに仕事が進んだ

ママボノでは、「東京釣り協会」というNPO団体のウェブサイトを作るプロジェクトを8人のチームで担当しました。ウェブサイトのメニューが7つあったので、ひとりが1メニューを担当し、リーダーが全体を見る、という形で分担。私はブログのしくみを作り、協会の方が書いたコラムを登録したり、協会の方のためのマニュアル制作をしたりしました。

ほぼ1ヶ月という短い期間の中で作り上げなければならなかったのですが、メンバーのほとんどがIT系やインターネットに関わる仕事をされている方たちだったので、スキルの面で課題は感じられませんでした。互いに顔を合わせたのはキックオフのときと、その後のミーティング、最後の成果報告会の3回だけです。それ以外はLINEを中心にオンラインでやり取りして進めましたが、最初からみんなが同じ方向を向いて、同じペースで進んでいたので、とてもスムーズでした。誰かが何か言ったら「じゃあ、それは私がやる」とか「こうしよう」と、物事がサクサク決まっていきました。

利用しているウェブサイトのしくみ上、複数人が同時にログインして作業することができませんでした。そのため、作業の始めと終わりに必ずLINEで「始めます」、「ログアウトします」と連絡をして、他の人はそれを見てタイミングを見計らって次の作業を始める、という感じでした。皆さんが上手く連携し、上手に時間をやりくりして進めていましたね。私以外のメンバーは育休中だったので、赤ちゃんが寝ている夜中に作業をする方が多く、私は子ども達が小学校と幼稚園に行っている昼間に進めることが多かったです。

ママボノの活動を楽しむことができ、自信を取り戻した

ママボノの活動は、すごく楽しかったです。そして、復職に向けての自信につながりました。

他のメンバーは育休中ということで、ついこの間まで現場で仕事をしていたわけですから、最初はみんなのスピードについていけるかという不安がありました。でも、実際にやってみるとその不安は解消されました。素直に楽しいと思えたので、「あれ? まだいけそうだな」と。

もしママボノへの参加を迷っている方がいたら、気楽に参加してみることをおすすめします。スキルアップや復職の準備をしようと気負いすぎず、会社以外の知り合いやネットワークが作れる、というくらいの気持ちでやってみるのがいいのかもしれません。

子どもが大きくなった時に充実した時間を持てるよう、社会と関わっていたい

私にとってママボノが楽しかった理由のひとつは、普段はできない会話ができたということがあります。今回のチームにIT業界の人が多かったので、話がポンポン通じるのがとても心地良かったのです。普段接しているママ友同士の会話とはまた違う世界を久しぶりに体感し、働くことにより積極的な気持ちになりました。

今は子どもが幼稚園に行っている間にできる働き方を、と考えているので、なかなか条件に合う仕事を見つけるのが難しいです。でも、こういう状況がずっと続くわけではなくて、子どもたちが中学生くらいになれば、自分の時間をたくさんもつことができるはずです。そのときに充実した時間を持てるよう、今から少しでもできることを見つけ、社会と関わっていきたいと思います。

(2018年1月取材)

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